workshop GRASS HEART

染、紡、織、編の工房の日々_______Tel/Fax 03-3776-2784_______Mail: grassheart@nifty.com
草心舎(郡山・二本松) 男女共生センター 夏季講習(マダラ染めと乱れ絣の染色)
このブログを始めたころから 毎年夏は 福島県二本松市男女共生センターで 羊毛と染色のことを2泊3日くらいで 東京の方も郡山の方も参加してくださり開講できました。 最近は2年ごとぐらいです。
久しぶりに 今年は 羊毛と紡いだ糸の染色講習をすることにしました。
DSC_1291  染織実習.jpg

 調理室ですが 安全に清潔に徹して使わせていただきます。
 ということでできます。
 参加者は10名です。

最初にコリデールスカードを染めます。 50gずつの羊毛を A三原色 B三原色のマダラ染めをして 色の違いと混色された色がどのようになるかを確かめます。
染めあがった羊毛から好きな色を見つけ それがどの組み合わせから染められたものかを推察し染めます。
整経された糸を染める前に 自分で用意した糸・羊毛を染めます。
適当に調合した染料を 助剤(酢)を解いた液につけ 染料を流し込んだり また玉巻してある糸や 綛状の糸も 電子レンジで 染めてみました。
DSC_1294 コリデールマダラ染め2.jpgDSC_1295  マダラ染め1.jpg

 
 A三原色と
 B三原色の違い

 濃度は 1%弱適当です。

 この染料の色調が 
 濃度や組み合わせによって
 数限りない
 色が染めだされます。

 普通
 化学染料は 数字を正確に
 データを取って
 染色講習します。

 とても時間がかかるのです。

 


マダラ染めDSC_1296 .jpg


 サフォークなどダウン種の短毛はマットに染まりますが
 ロムニー コリデールなど長毛には 透明感が出ます。 


 下の綛は 片方が赤い房片方が緑の房になるように
 赤黄青と染料を置き染めました。
 青が消えてしまいましたが。

 上の綛は 三原色が 濁色を染めだすように
 カンで染めます。

| grass-heart | 夏季講習会 | 23:43 | - | - |
夏は 藍
mu.jpg
 見て  涼しい藍色
 触れて 涼しい麻

 夏の 染め 織り

 



 藍と柿渋の1日講習会 
  2〜3人ずつでしますので、
  お申し込みください。


  インド藍 藍建てから。
  綿麻の糸布 
  Tシャツなどの絞り染めなど。
  
  柿渋染めも同時に出来ます。
| grass-heart | 夏季講習会 | 17:48 | - | - |
夏季講習(フリースから)
いつも羊毛種やフリースのことをいろいろ講習しているので、いまさらという感じもあるのですが、一人ひとりの過程が違うので、それを前提にみんなで何かとうのもよいのではないかと思います。

work1.jpg 羊毛:ロムニー
     白
     カラード
 染色:グリージーを
    まだら染め
 技法:キウイクラフト

GRASS HEART でも10年くらい前 村尾みどりさんに来ていただいて講習会をしました。
村尾さんの一番弟子のKさんに今回は、教えていただきました。
キウイクラフトのセーターを見ながら 一人ひとり染めてみます。
なぜ ロムニーか、なぜ グリージーのまま染めるのかなどいろいろ話しながら すすみます。

work6.jpg
 ロムニーの白は毛の長さ13cmくらいあります。
 1ステイプルの中に 何色もの色が染まります。

 そして、染まったステイプルは輝いています。
 モヘアも輝きますが。



 下画像
 左:まだら染めと紡いだ糸のサンプル表
 右:ロムニーのカラードキウイクラフト
   編みサンプル

work5.jpg

work3.jpg
 紡毛機が
 ならびました。

work2.jpgいろいろな紡毛機があるので、
紡いで体験できるチャンスです。そして、技も。
まだ 始めて間もない方も、
目の前で皆さんの紡ぎを見ることが出来るので、
とても勉強になります。

work4.jpg
 ファンシーヤーンを紡ぐことから、
 アートヤーンを紡ぐことのながれ
 が自然にわかります。

 スパイラルとコイルです。

 紡毛・梳毛、
 ショートドロー・ロングドロー。
 バッツとローラグ。
 ステイプルをそのまま紡ぐと
 楽しいい糸に。


work7.jpg
 
 サンプル表は 
 まだら染めを
 梳毛に紡いで
 編んだもの。

講習会は、一人ひとりの今と、次のステップが自分でわかります。
一人ひとりの過程が違うので自ら積極的に取り組んでいくのが よいと思います。
来年の夏季講習も羊毛を特定し、いろいろなことを勉強したいとおもいます。作品があるといいですね。
| grass-heart | 夏季講習会 | 22:42 | - | - |
夏季講習(コチ二ール染色)
今年も 二本松にある福島県男女共生センターで夏季講習しました。
s-7.jpg
センター創立
10周年です。

夏季講習会も
8回 開催
しました。

染色講習は 最後になるかもしれないので、コチ二ール染色です。
10%濃度 コチ二ールに 酢酸を加えて3回抽出します。
summerwork1.jpgs-6.jpg
3回分の抽出染液で染めます。                          残液でも染めます。

s-5.jpg
 

 

 上:絹スラブ糸
   左から Al Cu Fe

 下:アンゴラ100% 2/16
   左から AL Cu Fe

s-4.jpg
 左:絹
 右:アンゴラ

s-3.jpg
皆さん 残液で絹のマフラー、重ね染めなど試していました。

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| grass-heart | 夏季講習会 | 06:33 | - | - |
夏季講習 3日目 柿渋染
柿渋液で糸・布を染める、藍染めしたものに柿渋をかける

 今日は最終日です。
 今年は、ずーっとうす曇で、
 過ごしやすかったのですが、
 最後だけは晴れて欲しかったなあと。

 船のデッキみたいですが、
 会場3階のテラスです。

 陽の光がすこしあったので、
 柿渋染めしたものを干せました。

 柿渋染めしたストールを鉄媒染すると
 グレーになります。
 ”おーっ”とどよめきが。

 銅、チタン、重曹などでも、
 いわゆる媒染剤で 
 実験してみると良いです。




会場を使わせていただくのに、前準備、 汚さない、ごみの始末、あとかたずけなど、気をつけすぎて 過ぎることはないのです。使用料を納入して、使わせていただくのですが、いつもそれ以上の有り難いもの・得難いものをいただきます。
いつまでも、環境と人の和を大切にしていけますように。みなさまありがとうございました。
| grass-heart | 夏季講習会 | 19:22 | - | - |
夏季講習 2日目 藍染め
インド藍を建てて染める・藍の復活
某染料店のインド藍(粉末)を染められるように建てることを、一人ひとりバケツ持参で実習しました。

 インド藍粉末を、60度くらいの湯で、
 よくとき、湯を10Lまでにし、
 ソーダ灰を入れよくかき混ぜ、
 ハイドロを振り入れて フタをする。

 待つこと2、30分。ふたを開けて、
 藍の華と、黄緑の藍液を確かめて、
 染めるものをいれます。
 
 かなり 染まったので ひと休み。



染めたいものを藍液に入れても
黄緑にならず、薄ら青いだけになったら、
ソーダ灰をいれ ハイドロを入れて、
復活を待ちます。

その間、昼食。
休憩
ぼーっと楽しさと 美味しさを味わいます。







藍液も最後になったら、絹・羊毛を染めます。
上 左から 
   アンジェリーナファイバー
   絹のネップ 
   紙の糸
下  モヘア

藍のアートヤーンを紡いでみよう。

最後は、ソーピングして、酢酸仕上げ。
本日の参加者は、若干男子2名を含み なんと18名!
| grass-heart | 夏季講習会 | 20:38 | - | - |
夏季講習乱れ絣のマフラー
染めて織るに関しての、大体の復習が出来ます。
持ち運びの出来るリジット織機で、機がけの基本が理解できると思います。

 









整経  出来上がり寸法 20×180cm 
整経長 180×1.1+40=228cm  
オサ密度 5/C
総本数 (20×1.1)×5/c=110本

整経台  オリヴィェの方は、織機の本体裏側に、整経棒を立てると整経台になります。
      アシュフォードの織機の方は、テーブルに整経棒を立てて、長さを決め整経します。
      また、リジット専用整経台というのもあります。

この2日間の講習は、化学染色が始めてという方もいます。
整経した糸を湿らせ、染色容器に並べ、3原色で色を作り 染めます。(3原色の知識を少し思い出して)
  

 化学染色の基本は、
 染料濃度・助剤・温度、
 沸騰して染料が発色、
 定着します。
      
 少ない糸量は
 割合簡単に染められます。

整経して染めた糸は、すすぎ脱水して、一晩で乾かします。
3時には、終ってしまうので、後の時間は、糸をまだら染めしました。
 次の日 
 機がけ
 綾棒(紐)を固定し、仮オサ通しをして巻き取り、
 ソウコウ通しをして、織り始めます。

 オサ密度と打ち込みはいまいちですが、
 リジット織機は、ほんとに簡単な平織り機です。

 
 









7人参加予定のところ5人しか出来なくて、帰った方もいて3人の画像ですね。
絣が断層のようにずれるので、縞を入れるとより、アジアの絣のようになります。


この講習は、工房でもできます。いつでもどうぞお問い合わせください
| grass-heart | 夏季講習会 | 16:21 | - | - |
夏季講習2日目ナチュラルダイイング
フリースを小分けにして洗う」

今年は、男子参加でとても和やか? 前日のフリースの時もおお助かり!
今年のナチュラルダイイングのテーマは、同じ染料が被染物によって発色が違うか、媒染はどのように違うかです。
用意した被染物 毛・絹・綿・麻レーヨンの糸を20gずつ各3綛合計240gを 
           ウコン・茜・蘇芳・カモミールの乾燥染材を各自1種類選び染め、3媒染(アルミ、胴、鉄)ました。
毛・絹・綿・麻レーヨンの糸(240g)を一緒に染める
   

 左:ウコンを3回煮出して、
   染液を作り染めます。
 右:蘇芳もおなじく。
     
 この中に4種類の糸を入れて染めます。

染め上げて、別々に媒染
 一番最初に 
 毛糸を媒染します。
 煮沸媒染します。
 左:ウコン 上 アルミ媒染
        中 銅媒染
        下 鉄媒染
       
 右:蘇芳  上 アルミ
        中 銅
        下 鉄
残念ながら、ここでSDカード容量いっぱいで写真が撮れなくなりました。
この後は 絹糸を3媒染(冷媒染)次に綿糸、麻レーヨン糸も。
染液を捨てずに置くこと。
先に全部の糸を染めておいたので、 後媒染です。
とてもきれいに染め上がったのですが、画像がなくて、ほんと残念。

| grass-heart | 夏季講習会 | 14:50 | - | - |
夏季講習の報告
毎年 恒例の二本松(福島県)での夏季講習は、あたらしい参加者が 増えました。
同じ講習でも、自分がわかってから、受講するのは、もっと楽しいし、確認できるので、
常連も多く参加しました。
1日目:フリ−スを広げ、いろいろなことを話しながら。
今年は男子参加!
 ”ハーフブレッドの1頭分フリースが
 バラバラになってしまうのは、毛が細く
 柔らかいからでしょうか”とか、
 
 ”ニュージーランドの牧場は
 フリースをちゃんと
 たたまないのでしょう”とか

 他にシェットランド、
   ジャコブなども分けました。

午前中は中庭のウッドデッキで、フリースを広げ、
2006年のときの写真を見ながら、
”このときのフリースは凄かったね。部位別が良く分けられたしね”とか、
        1年に1回フリースを広げる、楽しさと嬉しさを味わったのです。
            しかし、毛刈りは もっと楽しいかもしれない。

午後は洗った羊毛をまだら染めしました。このレシピも何回か繰り返した後だと良くわかるのです。
                       この染色も各自納得のいくまで、染め放題です。
| grass-heart | 夏季講習会 | 14:14 | - | - |
2007年夏期講習(二本松)の報告第2弾
麻布を藍染して、アロハシャツを仕立てました。
麻藍染アロハ麻藍染アロハシャツ後ろ
  織密度の細かい布をクシャ
 クシャとまとめ、藍液に漬けます

 袖は、濃淡に染めます。





  インド藍液
  染色・仕立て  いづみ 作

麻藍染アロハシャツ前麻藍染アロハシャツ後ろ
  前身頃は位置と
 形を決めて縫い絞り
 


   後身頃は簡単な縫い絞りと
          段染め

       暖簾風の柄

          いづみ 作 


| grass-heart | 夏季講習会 | 14:33 | comments(0) | - |
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